ソフトラクロス

まず初めに、ソフトラクロスとは。
ソフトラクロスは、北米のインディアンが戦いの訓練のために行っていたゲームを近代的スポーツとした『世界最速のスポーツ』であるラクロスを子供たちにも楽しめるように、簡単に安全に改善したものです。いわば、ラクロスの入門版といえるでしょう。
ルールはいたって簡単。絶対してはいけないことは、相手に怪我をさせるような危険なこと。それ以外のルールは集まったお友達の年齢や人数などで、変えてもかまいません。また、ソフトラクロスは、屋外でも屋内でも、どんな年齢でも楽しめるスポーツです。

こういったことで、今回紹介するルールはある一つの案であり、競技環境により変更してもいいということを前提とします。

○フィールド
・屋外では、30m×15mのサイズを基本とする。(屋内ではその限りではない)
・中心にセンターラインを引き、中心から半径2mのセンターサークルをかく。
・サイドラインから7.5m、エンドラインから5mの点を中心に半径1.5mのゴールサークルをかく。

ソフトラクロスフィールド図

○用具
・ゴールはソフトラクロス用のゴールを用いる。
・クロスはソフトラクロス用のクロスを必ず使用しなければならない。
・クロスの色によってチームの区別をするため、クロスの色は2色以上、各色6本ずつ用意する。
・ボールはやわらかいソフトラクロス用のボールを使用しなければならない。

ソフトラクロスのクロスとボール

○チーム
・チーム編成
 フィールドには6人まで入ることが出来る。なおチームの区別はクロスの色によって行う。

・選手交代
 選手の交代は試合中いつでも、何回でも行うことが出来る。
 交代は、クロスの受け渡しによって行う。

○試合
・試合
 試合時間は、前半10分、後半10分とし、ハーフタイムは5分とする。(ロスタイムは考慮しない。)

・試合開始
 試合は、センターサークル内におけるトスアップ(審判によって頭上に垂直に投げられたボールを各チームの代表者で取り合うこと)によって開始される。
 1)トスアップする選手は、相手ゴールに向かって立つ。
 2)トスアップの際、跳ぶことは許されるが、体の接触があってはならない。(クロスとクロスの接触は許される。)また、クロスは、必ず両手で持たなければならない。
 3)他の選手は、センターサークル内に入ることは出来ない。(自由に動くことは出来る。)

・試合終了(勝敗の決定)
 1)ゲームが終了した時点で得点数の多いチームの勝利となる。(1ゴールにつき1点が与えられる。)
 2)同点の場合はセンターサークルからのフリーシュート合戦を行う。
 2.1)フリーシュート合戦に参加できる選手は6人とし、フリーシュートを両チーム交互に行う。
 2.2)フリーシュートはセンターサークル内のどの位置からでもシュートできる
 2.3)6人のフリーシュートの結果、得点の多いチームの勝利となる。
 2.4)6人のフリーシュートの結果が同点の場合は、勝負がつくまで両チーム交互にフリーシュートを行う。

○規則
・基本的な規則
 1)全ての選手は、どんな場合でもクロスを両手で持たなくてはならない。
 ※ボールを持っている選手がクロスを片手で持った場合・・・・ファールとなる
 ※ボールを持っていない選手がクロスを片手で持った場合・・・・ファールとはならない
 2)フィールド内の選手は、故意にボールを蹴ったり、手で触ったりしてはならない。
 3)相手のクロス、体にかかわらず、叩く、蹴る、押す、突く、ぶつかる、つかむ等の接触行為はいかなる場合でもしてはいけない。
 4)ゴールクリースには、どんな場合でもクロスや体のどの部分も入ることは許されない

・攻撃のための規則
(パスについて)
 1)ボールを保持してからシュートするまでに、2回以上パスを行わなければならない。
 1.1)スローインの際のパスはカウントされる。
 1.2)2回のパスの途中でボールを落としても、同じチームの選手が再び保持すれば、パスとしてカウントする。(パスカウントは続行される。)なお、この間に相手チームの選手がボールに触れても同じチームがボールを再び保持すれば、パスカウントは有効となる。
 1.3)フィールドの外にボールが出た場合(アウトオブバウンズ)、パスカウントは無効となる。
 1.4)シュートを外しても、フィールド内で同じチームの選手がボールを保持したら、続けてシュートすることが出来る。

(アウトオブバウンズについて)
 2)ボールがフィールドの外に出た場合は、最後にボールに触ったチームの相手チームによるスローインでゲームを再開する。
 2.1)スローインはボールの出た位置から行い、そのときラインを踏んだり、超えたりしてはならない。
 2.2)スローインの際、スローインをする選手から他の選手は2m以上離れなければならない。
 2.3)どちらのボールかわからない場合は、その地点でトスアップを行う。そのとき、お互い相手ゴールに向かって立つ。なおトスアップする選手の半径2m以内に他の選手が入ってはならない。

 3)ゴールクリース内でボールが止まった場合は、そのゴールクリースが自陣ゴールとなるチームのボールとなり、ゴール脇からゲームを再開する。

(グランドボールについて)
 4)地面に落ちたボール(グランドボール)はクロスで拾わなければならない。
 4.1)グランドボールを安全に拾うために故意にボールを蹴ることは許されない。
 ※クロスでボールを払うことはファールにならない。
 4.2)グランドボールを取り合っているときに危険な状態になったら、審判は笛を吹き、試合を一時中断し、その地点からのトスアップでゲームを再開する。その際トスアップする選手の半径2m以内に他の選手は入ってはならない。

(シュートについて)
 5)得点は、ボールがゴールラインを通過し、ゴール内に入ったときに認められる。
 6)シュートするときは、クロスや体のどの部分もゴールサークルに入ってはいけない。
 6.1)ゴールサークルに入った場合、得点は無効となり、相手チームにボールが与えられ、ゴール脇から、ゲームを再開する。
 7)得点が決まった場合、ゲームの再開はセンターサークルでのトスアップによって行われる。

・守備のための規則
 ・ボールの奪取
 1)ボールを奪うために、相手をクロス又は体で、叩く、押さえる等の接触行為をしてはならない。
 (ボールを奪う行為としては、相手チームのパスを空中で遮る(インターセプト)、相手のミスしたボールを奪う(グランドボールスクープ、シュートリバウンド)がある。)
 ・シュートディフェンス
 2)ボールを持って、シュートしようとしている選手に対して守備選手は、ゴールの前で2人以上並んで立ってはいけない。(壁をつくってはいけない。)
 3)ゴール前でディフェンスをするとき、守備選手はゴールクリースに入ってはいけない。

・ペナルティー
 1)前述の規則に反した場合、ファールとみなし、規則に反した選手(チーム)に対してペナルティーが課せられる。
 2)ファールを犯した選手に一番近い相手チームの選手にボールが与えられ、その地点からゲーム再開となる。
 2.1)ファールを犯した選手は、その地点(選手)から2m後方にさがる。
 3)パスを2回行った後、ファールを犯された場合、それまでのパスカウントは有効とみなし、ゲームを再開した時点からシュートすることが出来る。
 4)ゴール前でシュートしようとしている選手(チーム)に対してファールを犯した場合、攻撃選手(チーム)に、センターサークルからのフリーシュート(1回)が与えられる。
 4.1)フリーシュートのとき、センターサークルとゴールクリースの間(シュートコース)は、クロスや体のどの部分も妨げてはいけない。
 4.2)フリーシュートは、センターサークルの中からであれば、どの位置からでもシュートできる。
 4.3)フリーシュートにおいて、シュートがゴールに入らず、フィールド内でボールが止まったときは、ボールの止まった位置でのトスアップでゲームを再開する。

○審判の人数
 試合は、主審1、副審1、得点係兼タイムキーパー1名の計3名によって統制される。
 (やむを得ない場合は、副審とタイムキーパーはかねても良い。)

○主審
 1)主審は試合の開始から終了まで、最高の権限を持ち、その決定は最終である。
 2)試合開始はセンターサークルにおいて主審のトスによって開始される。
 3)審判は試合中、次の判定をし、笛を吹いて適切な処理を行うこととなるが、最終判断は主審にある。
 3.1)ボールがコートの外に出たとき
 3.2)ファールがおこったとき
 3.3)得点が決まったとき
 4)次のような状況は、審判に判断を委ねられ、適切な処理を行うこととなるが、最終判断は主審にある。
 4.1)グランドボールにおいて危険な状況
 4.2)ゴール前で守備選手が2人以上で並んで立ち、壁をつくったと判断できる状況。

○副審
 1)副審は、主審と反対側で、主審を補佐する。
 2)副審は、両チームのパスの回数をカウントする。
 3)副審は試合中、次の判定をし、笛を吹いて適切な処理を行う。
 3.1)ボールがコートの外に出たとき。
 3.2)ファールがおこったとき
 3.3)得点が決まったとき。
 4)次のような状況は、審判の判断に委ねられ、適切な処理を行う、
 4.1)グランドボールにおいて危険な状況
 4.2)ゴール前で守備選手が2人以上で並んで立ち、壁をつくったと判断できる状況。
 5)タイムキーパーを兼ねている場合は、試合時間を管理し、終了の笛を吹く。

○得点係兼タイムキーパー
 1)得点係は1ゴール1点で点数を管理する。
 2)主審の試合開始の笛でタイムを計り始め、試合終了15秒前になったら、副審と並走して終了時間になったら知らせる。


まあ大体こんな感じです。
もし、日本ラクロス協会で出している江戸川区ルールが必要な方は、こちら
それと、オリジナルですが、普及用パンフがほしい方は、こちら